2017年の薬剤師国家試験の合格発表が行われました。厚生労働省が発表したデータをもとに第102回薬剤師国家試験の新卒の合格率、合格者数のランキングをまとめました。
第102回薬剤師国家試験の合格率
全体の合格率71.58%(前回76.85%)
新卒の合格率85.06%
合格基準(ボーダーライン)
・全問題の得点が434点以上
・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上
(注) 配点は1問2点(682点満点)
新卒の合格率上位トップ10の大学
東京大学 6人 100%
金沢大学 36人 100%
徳島大学 38人 100%
九州大学 28人 100%
国際医療福祉大学 115人 99.14%
名城大学 203人 97.6%
愛知学院大学 103人 97.17%
北海道大学 29人 96.67%
いわき明星大学 58人 96.67%
新卒の合格者数の多い大学トップ10
京都薬科大学 330人 91.67%
東京薬科大学 326人 85.34%
明治薬科大学 263人 93.59%
大阪薬科大学 249人85.86%
神戸薬科大学 232人95.08%
星薬科大学 222人 89.52%
東北医科薬科 217人 93.94%
北里大学 214人 89.92%
名城大学 203人 97.6%
11位以降で合格者が100人以上の大学
東邦大学 191人 95.02%
日本大学 163人 82.74%
摂南大学 154人 80.63%
昭和大学 149人 91.98%
慶應義塾大学 149人 93.71%
昭和薬科大学 140人 89.17%
近畿大学 126人 95.45%
北海道医療大学 118人 83.69%
北海道薬科大学 116人 81.12%
国際医療福祉大学 115人 9 9.14%
武蔵野大学 109人 92.37%
愛知学院大学 103人 97.17%
同志社女子大学 100人 81.97%
※データは厚生労働省発表の資料に基づく
まとめ
前回よりも合格率が5%ほど下がりました。大学別の合格率がもっとも高いのは、2年連続「いわき明星大学」でした。
ちなみに新卒合格率100%の大学は、金沢大学と九州大学、徳島大学、東京大学の4大学でした。東京大学は合格者6人と少数精鋭という感じですね。
合格者数と合格率の両方で優れた数字を出したのは京都薬科大学と東京薬科大学です。300人以上の合格者を出し、かつ合格率が90%以上となっているのは京都薬科大学です。
合格者の人数を100~300人未満に絞れば合格率が90%以上の大学は他にもたくさんあります。トップ10入りはしていませんが、東邦大学や近畿大学は合格率が95%で合格者数も100人以上出しています。
合格率だけでなく合格者数や偏差値も含めて大学選びの参考にするとよいでしょう。